トビウオ
ハリセンボン
フグ目/ハリセンボン科/ハリセンボン属/ Diodon holocanthus
2007年1月21日/新潟市西蒲区越前浜
海岸でカラスが群れていれば、何かが落ちている。1月中旬の海岸で群がるカラスを遠目に見つけ、「もしや」と思い行って見るとやはり打ちあがった魚(ハリセンボン)をつついていた。暖冬の年は、対馬海流にのってハリセンボンなど南洋の魚がかなり北上している。冷え込んだ日の翌日は、そんな魚が大量に漂着する。
ハリセンボンの頭骨は、煮てもバラバラにならない。フグの仲間は大量の水を飲み込んで胃を大きく膨らませるけれども、そのとき邪魔になる肋骨も無い。
ホシフグ
フグ目/フグ科/モヨウフグ属/Arothron firmamentum
2014年1月27日/新潟市西蒲区四ツ郷野浜
2014年1月下旬、新潟の海岸に、大量のホシフグが漂着しました。1月27日だけでも、新川河口で1匹、越前浜で6匹、四ツ郷屋浜で30匹以上を科確認しました。四ツ郷野浜で拾った1匹を解体して骨格標本にしてみました。
その後、朝日新聞/新潟版で連載中の「水中めがね」の2月13日の回に、ホシフグの記事が登場。やはりこの冬のホシフグの大量漂着に触れていました。記事によれば、長岡市寺泊水族博物館が調査したところ、柏崎市や寺泊(長岡市)にも打ち上げられ、寺泊では全長30cmの個体が534匹確認し、またホシフグの大量漂着は初めてとのこと。この冬は、佐渡近海でダイオウイカが漁網にかかるニュースも相次いでいます。例年に比べて、対馬海流が日本側に寄っている影響だと聞いたような・・・。